ママだけがやる時代は終わり!パパの育児事情&わが家の体験談

STAFFブログ

育児はママの仕事」。以前まではそう言われていましたが、令和の現在、共働き夫婦が当たり前になった今、「育児は夫婦で協力して行うもの」という認識が世間でも一般的になってきました。

しかし自身の体に新たな生命を宿すママと異なり、パパ自ら自然と「父親の自覚」を持つ人は多くないのが現状です。

そこで今回は、厚生労働省が推奨している「イクメンプロジェクト」の資料を参考に、パパの育児参加方法を紹介します。

またわが家の夫が妊娠出産期、産後にどのように育児に参加したのかなど、体験談についてもお伝えします。

「うちの夫にどう育児に参加するよう促そうか」と不安なプレママや、「どうやって育児に参加すればいいのかな?」と悩んでいるプレパパの参考になれば幸いです。

政府が推奨!場面別パパの育児参加方法

平成24年度 厚生労働省委託事業 父親のワーク・ライフ・バランス イクメンプロジェクト」の資料から、場面別にパパの育児参加方法、求められる役割や留意点を紹介します。

1.妊娠期

妊娠期、ママはさまざまな不安に襲われる方が多いです。そんな不安を軽減するためにパパができることはたくさんあります。
政府が推奨している役割や留意点の一部は以下の通りです。

妊娠初期は流産しやすいじきなので、重たい荷物などを代わりに運ぶ
妊娠や出産に関する情報収集を行う
両親学級に参加する
臨月時は入院前後の段取りを確認しておく

2.出産時

出産は命がけ。今までに感じたことのない痛みと戦うママを支えるのがパパの役割です。
前項の資料で提示されている、パパができる役割として提示されている事項は以下の通りです。

・陣痛中は腰をさするなどサポートを行う
・妻がリラックスできるような環境を作る
・出産後は心から労いの言葉をかける
・入院中はできるだけ面会に行く

 

3.育休取得時

パパの育休取得率はいまだ高くないのが現実。政府が今後さらなる育休取得率増加を掲げています。育休取得時、子どもが0歳から最大2歳までの間に、パパに求められる役割は以下の通りです。

・ママが気分転換できる時間を作る
・検診や予防接種に一緒に行く
・沐浴や哺乳瓶での授乳、オムツ替えなどを行う
・月齢に応じた育児の知識を身に着ける

 

パパの育児事情~わが家の場合~

結婚からおよそ3年、初めて子どもを出産したわが家の体験談を紹介します。

1.妊娠期

妊娠初期の頃の夫は、正直「いい夫」ではありませんでした。

つわり中も会社の同僚や先輩と中華料理や焼き肉を食べてきては、体中から油のにおいをさせて帰ってきたり、安定期に入る前の筆者を一人家に残し、友達と二泊三日の旅行にいったり、妊娠前と変わらぬ生活をしていました。

しかし筆者のお腹が大きくなるにつれ、だんだんとパパになる自覚が出てきたのか、たばこを電子タバコに変えたり、空気清浄機を購入したり、子どもの名前を考えたりと、父親らしい行動をするように。

2.出産時

里帰り出産をした筆者。当時夫婦で住んでいた場所から病院までは、飛行機で1時間程度の距離でしたが、陣痛開始から30時間以上かかったので、夫も出産に立ち会うことができました。

陣痛中、夜中も背中をさすってくれ、生まれたときは筆者よりも号泣しながら「ありがとう」と何度も言ってくれたので、「この人との子どもを産めてよかった」と感じた瞬間でした。

3.0~2歳ごろ

出産後、積極的に子どもとかかわろうとしてくれた夫。子どもの夜泣きに精神的に参ってしまったときは、何時間も抱っこで対応してくれました。

また匂いに敏感な夫が、毎回吐き気を催しながらオムツを変えたり、帰宅時間が早い日は一緒にお風呂に入ってくれたりしてくれたので、とても助かりました。

4.3歳以降

子どもが幼稚園に入学して以降、毎朝幼稚園まで送ってくれています。休日は毎週公園に連れて行ってくれるので、筆者は一人時間を過ごしたり、家事をしたりできています。

また幼稚園行事へは積極的に参加しており、保護者のボランティア活動の日は有休をとって参加するほど。幼稚園の先生にも頼りにされているようです。

妊娠初期の頃は「この人本当に父親になれるのかな?」と不安な時もありましたが、今ではとても「いいパパ」だと思います。

 

パパの育児参加はマスト!子育ては夫婦の協力が大事!

今回はパパの育児参加方法について、厚生労働省の資料やわが家の体験談を紹介しました。

子どもを産めるのは女性だけ。しかしママだけで育児を行っていくのはとても大変で難しいことです。行政や親、友人などの助けはとても有効ですが、一番大事なのは、ともに子どもを育てていく夫の存在です。

「どうせ男は産めないから」「子どもだってママの方がいいに決まっている」と最初から育児に参加する気持ちがパパにないと、ママも不安です。

共働き家庭が当たり前になってきた今、パパの育児参加は大事な要素の一つと言えます。わからないことだらけで不安な気持ちはママも一緒。二人で協力して楽しく育児を行っていきたいものですね。

 

【出典】
平成24年度 厚生労働省委託事業 父親のワーク・ライフ・バランス イクメンプロジェクトhttps://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/wlb_120621.pdf

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