子どもの食事、ゆっくりゆっくり食べているうちに、気付けば1時間超え!
そんな経験、ありますよね。
毎回となりで付き添うケースが少なくなく、ママの時間がどんどん減ってしまいます。
「たくさん食べてほしいけれど、もっと早くごはんを終わらせたい」
今回は、そんなママのために、今すぐ取り入れたい7つの習慣を紹介いたします。
習慣1:終わりの時間を決めておく
子どもがつい、だらだら食べになってしまっているなら、終わりの時間を決めておきましょう。
お話が理解できる年齢の場合は、
「食事の時間が長くなると、虫歯になりやすくなるから気をつけよう」
など、理由を話してあげると、理解を得やすくなります。
乳幼児期であれば、最大30分が目安です。
「小学校入学を控えている」
という場合は、はじめは配膳などの時間がかかることも考慮して、20~25分程度に設定してみましょう。
目の前に時計を用意して、
「長い針が6のところへ来る前に食べよう」
と話したり、タイマーを置いて、
「ピピピが鳴ったら終わりね」
そうお約束したり、年齢に合わせた方法を取り入れてください。
時間になったら残っていても片付ける、というルールにしておけば、子どもの意識も高まります。
習慣2:残してもOKのルールにする
苦手なものが食べられず、いつまでも椅子に座ったまま……という理由で、ゆっくり食べになっている子もいます。
この場合は、残してもOKのルールを作っておきましょう。
時間をかければ食べてくれるのでは? と願いたくなりますが、苦手なものはなかなか食が進みません。
今日からは、残しても良いから、お腹がいっぱいになったり、自分が食べられるものをすべて食べたら終わり、という習慣に変えてみましょう。
きらいなものを無理して食べなくても良い、という環境作りができると、食事を楽しめるようになります。
苦手はふとしたきっかけで克服できる例が少なくありません。
周りと比較せず、焦らず進めていきましょう。
習慣3:大皿料理は出さない
子どもが食べられる量を取れるように、大皿料理を出していませんか?
量を選べる点では良いのですが、好きなものがたくさんある場合、何度もおかわりを繰り返し、時間がかかってしまうケースがあります。
親も、子どもが欲しがるかもしれない、とつい手を伸ばすのを遠慮してしまい、最後の一つがなくなるまで食事タイムが続いてしまうケースもあります。
取り合いを防ぐためにも、好きなものは数を決めて、はじめから個別のお皿に乗せておきましょう。
食が細い子の場合はバイキング形式にして、食べられる量だけお皿に取る。
全部食べられたら思いっきり褒める、という方法が有効です。
習慣4:テレビはかならずOFFに
なかなか食事が進まない原因、もしかしたら何気なくつけているテレビかもしれません。
子ども向け番組の場合は特に、夢中になってしまい手や口を動かさなくなってしまいます。
テレビを楽しみにしているのなら、
「食べ終わったらテレビを見ようね」
という声かけがおすすめです。
習慣5:身体を動かして食べる量をアップ!
思うように食べてくれない場合、単純にお腹が空いていない可能性があります。
お腹が空いていないのに、無理に食べさせてしまっては、食べ過ぎになる場合もあるため、無理は禁物です。
食べる量が少ないと感じている場合は、身体を動かす時間を増やしてみましょう。
それでも変わらない場合は、おやつが多い可能性があります。
おやつの時間や量を調整して、食事時間にきちんとお腹が空くようにしましょう。
習慣6:お皿やご褒美でやる気を引き出す
食べ終わると楽しいこと待っている、そう分かると食べるペースを早められます。
きれいに食事をしたら、可愛い絵柄が出てくるお皿を用意したり、時間内に食べ終わったらシールがもらえたり、そんな嬉しい習慣でやる気を引き出してみてください。
それでも乗り気にならない場合は、ゲーム性を高めてみましょう。
「どっちが早く食べられるかな?」
「ママはもう半分食べちゃった!」
そんな会話でペースアップを促せます。
楽しい時間ですが、早食いになってしまってはNG!
良く噛んで食べるように声をかけながら、楽しい時間を過ごしましょう。
習慣7:食べ終わりまで席を立たない
食事中に子どもが席を立ってしまって、なかなか進まない。
この場合は、シートベルト付きのキッズチェアが役立ちます。
食事は座って食べるもの。
座らない場合はおしまい、というルールを共有すると、マナーも合わせて身につきます。
厳しい言葉ではなく、
「座って食べられてえらいね!」
とやさしく笑顔で声をかけましょう。
まとめ
食事に時間がかかってしまう理由は、子どもによって違います。
好き嫌いが多いのか、お腹が空かないのか、気が散ってしまっているのか、まずは原因を探ってみましょう。
「普段は良く食べる子どもが、急に食べなくなった」
という場合は体調を崩している場合があります。
様子が違う場合は、早めにかかりつけ医へ相談してください。
「ゆっくり食べが直らないと将来困るのでは?」
つい親心で心配してしまいますが、どんな子も少しずつ早くなります。
生活習慣を整えながら、楽しく食べられる環境を第一に、子どもを見守ってあげましょう。