仕事のパフォーマンスをアップするには、睡眠が重要といわれています。
実際に、国内外の多くのビジネスパーソンが、睡眠をコントロールして、事業の成功や作業の効率化につなげています。
どのような習慣を取り入れると、睡眠の質を向上できるのか、実際の例を解説いたします。
ビル・ゲイツ氏の睡眠
マイクロソフトの創業者として知られるビル・ゲイツ氏は、創業当時、寝る間も惜しんで仕事に励んでいたそうです。寝てばかりの人は怠け者、そう考えていたゲイツ氏ですが、父がアルツハイマー病と診断されたこと、「睡眠こそ最強の解決策である」という書籍で睡眠の重要さを知ったことから、見直しを図ります。
その結果、
・瞑想を取り入れる
・寝る前に室温を1～2℃下げる
・寝る前のカフェインやお酒の摂取を減らす
・寝室の電球をブルーライトカットのものに変える
といった方法で1日7時間程度、ぐっすり眠れる環境を整え、現在も精力的に活動を続けています。
大谷翔平選手の睡眠
睡眠を大切にすることで知られる、メジャーリーガーの大谷翔平選手。
短くても8時間、基本は10時間睡眠を心がけているそうです。
そのパフォーマンスは、世界中が知るところ。睡眠が集中力や身体の回復につながっている事実を体現しています。
大谷選手は、一度起きてしまっても昼などに二度寝をして、1日10時間を確保しているとのこと。夜10時間も寝ていられない、という人も、昼寝を取り入れれば、睡眠時間の確保で疲労回復や仕事の質アップにつなげられそうです。
睡眠を分析できるマットレスを使用しているのは有名な話。横向き寝のため、自分の身体に適した枕も欠かせないそうです。大谷選手レベルのオーダーメイドマットレスを購入するのは勇気が必要ですが、自分に合った枕なら今日からでも取り入れられます。
寝方に合った枕、リラックスできる布団を選んで、睡眠の質を高めてみてください。
堀江貴文氏の睡眠
ホリエモンの愛称でも知られる堀江貴文氏は、各所で睡眠の大切さを語っています。睡眠を削るのは命の前借り、という言葉も有名です。
実際に、睡眠が足りないと仕事のパフォーマンスが落ちるとのこと。ダラダラと眠るのではなく、深く質の良い睡眠を大切に、幅広い事業を手がけています。
睡眠の質を確保するために、遮光カーテンの存在がマスト。必要に応じて耳栓やアイマスクを使用するなど、暗い場所、静かな環境を意識しているそうです。
身体や脳が冷えると、睡眠に誘われやすくなるため、身体や頭を冷やす寝具選びも大切にしています。なかなか夜寝付けなくて困っている方は、身体を冷やしてくれるタイプのマットレス、枕などを選ぶと、睡眠の質をアップできそうです。
サム・アルトマン氏の睡眠
OPENAIのCEOとして世界中から注目を集めるサム・アルトマン氏。彼は、睡眠にとことん向き合う経営者として知られています。睡眠の質をチェックできるベッドを使用し、どうすれば最善の睡眠になるのか、自ら試行錯誤しています。
一般常識ではなく、実体験で自分に合った方法を探した結果、
・寝る前に食べ過ぎない、
・アルコールを飲まない
・胃に悪い食事は摂らない
・身体にフィットする柔らかいマットレスを使う
・夏場は冷却マットレスを使用する
・暗く静かな環境で眠る
これらの睡眠テクニックが有用だと、実践しているとのこと。
睡眠を管理するアプリは、スマホ向けにも多数リリースされています。毎日の睡眠傾向をチェックしながら、自分に合った睡眠方法をたしかめてみると、眠りの質をどんどん上げていけそうです。
錦織圭選手の睡眠
世界的なテニスプレイヤーとして知られる錦織圭選手。忙しい日々を送っているはずですが、オフの間は12時間、シーズン中も9時間の睡眠を意識している、ロングスリーパーです。
「睡眠が趣味」そんな言葉も残している圭さんは、睡眠が取れているかどうかで、試合時に目が開くかどうか決まる、そうメディアに語っています。同じくテニスの松岡修造氏も、「Sleep to Win」という言葉を残しています。
強い選手同士の試合では、競技時間が3時間を超えることもあるテニス。だからこそ、きちんと眠って、身体の回復を図るのが重要なのかもしれません。
錦織圭選手は、夜ぐっすり眠るために、遮光カーテンで暗い環境を整えたり、半身浴を取り入れたりしています。シャワー習慣ばかり、と言う場合は、入浴習慣を取り入れると、心地よい睡眠につながりそうです。
まとめ
今回紹介した以外にも、睡眠を大切にしている経営者、アスリート、アーティストがたくさんいます。その睡眠方法をみてみると、
・部屋を暗くする
・お風呂に浸かる
・身体を冷やす
・静かな環境で眠る（耳栓を使う）
・睡眠を分析する
・ブルーライトを避ける
・瞑想やアファメーション
といった共通点があることが分かりました。
結果を残している人が、取り入れている方法は、私たちの睡眠にも良い影響を与えてくれそうです。実践していない習慣があれば、心や身体を回復させるために、翌日のパフォーマンスを最高のものにするために、試してみてください。
