40代、50代になると、鏡の中の自分が老けてきた……そう感じがちです。
シワやたるみ、くすみ、毛穴の開きなど、さまざまな老化現象が表れ、メイクやファションを楽しめなくなってしまうケースもあります。
「もう○歳だからしょうがない」
そう諦めてしまう人も多い肌のトラブルですが、スキンケア方法の見直しで、改善や予防が期待できます。10年後、20年後の肌を変える、7つのテクニックを解説いたします!
40代・50代におすすめのスキンケア7選
年齢を重ねた大人の肌は、若い頃よりも修復に時間がかかり、ちょっとした刺激ですぐ傷ついてしまいます。
「美肌を目指すなら、まずは肌を大切にするところから!」
毎日コツコツ積み上げたくなる、7つのスキンケアテクニックをみてみましょう。
1:紫外線対策を万全に
「紫外線がお肌に悪い」
というのは当然知っているけれど、ちゃんと対策していない、という大人女性が少なくありません。
マスクの普及でノーメイクの女性が増えた結果、肌トラブルで悩む人が増えている、という話もあります。
一般的な不織布マスクは、紫外線を8割程度カットできると言われていますが、残りの2割は肌に到達します。UV対策できるメイク下地やファンデーション、パウダーなどを使っていない場合、メイク+ノーマスクよりも、ノーメイク+マスクの方が、紫外線ダメージが高くなります。
外に出かけるときは、日焼け止めやUV対策できる化粧品を、マスクをつける場合も、かならず日焼け止めを塗っておきましょう。
日傘や帽子、サングラスなども活用しながら、肌への紫外線ダメージを最小限に減らすと、シワやシミ、たるみ予防につながります。
2:スキンケアアイテムを見直す
年齢を重ねると、これまで使ってきた化粧水や美容液では、保湿が間に合わなくなる場合があります。乾燥しやすい、シワが増えた、と感じているなら、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなど、保湿成分がしっかり配合されているスキンケアアイテムを選びましょう。
保湿した後は、乳液やクリーム、オイルで水分が逃げないように蓋をして、肌へ水分を届けてあげてください。
3:クレンジング・洗顔方法を変える
オイルクレンジング、シートで拭き取るクレンジング、ウォータープルーフのメイクを落とせる刺激が強いクレンジング、このようなアイテムを使っている場合、肌にやさしいクレンジングへ変更すると、トラブルを軽減できる可能性があります。
40代、50代からのクレンジング、洗顔は、摩擦の少ない方法がおすすめです。たっぷりの泡を使ったクレンジング、ミルククレンジング、ジェルクレンジングなどを選んで、肌への負担を減らしてください。
ダブル洗顔不要のクレンジングも、肌にやさしい商品です。洗顔後はできるだけ早く、タオルでそっと水分を摂り、保湿してあげましょう。
4:フェイスマスクを使う
化粧水や美容液を見直すと、肌の水分量をアップできます。それ以上に、肌へしっかり水分を届けられるのがフェイスマスク(シートマスク)です。
手頃な価格で、美容成分がたっぷり含まれているアイテムが多く販売されていますので、できれば1日1回使って、潤いを届けてあげましょう。
毎日が難しい場合は、できる範囲でOKです。
長時間のつけっぱなしは、逆に乾燥につながるため、5~10分を限度にマスクを外し、乳液やクリーム、オイルで肌を保護してあげてください。
5:顔の筋トレをする
40代、50代になってたるみが気になる、という場合、表情筋を鍛えると、顔の印象が変わります。
大きく「あいうえお」もしくは「あいう+べ(舌を突き出す)」と動かす筋トレは、たるみやほうれい線が気になる人におすすめです。
目元にシワが気になる場合は、眉を動かさずに目を思い切り開いて5秒キープする、という筋トレを試してみてください。
フェイスラインをすっきりさせたい場合は、口の中で舌をぐるぐる回す、舌回しを取り入れると改善を目指せます。
筋トレはやり過ぎてしまうと、逆にシワができてしまう場合があります。筋トレ前にしっかり保湿をして、シワが気になる部分は手で押さえながら実践すると、肌への負担を減らせます。
耳の下の押して痛い部分をやさしくほぐす、鎖骨に向けて老廃物を流す、といったリンパマッサージも合わせて取り入れると、より顔周りをスッキリできます。
6:食事と睡眠を見直す
40代、50代はお肌を作る食事へ、若い頃以上にこだわる必要があります。ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール、ミネラル、カロテノイドなど、抗酸化作用が高い食品を意識して取り入れると、肌への変化が期待できます。
食べられる量が減ってくる年代のため、食事からいろいろ摂るのが難しい、という場合は、サプリメントを活用するのも良い手段です。
美肌につながる食事をしていても、睡眠が足りていない場合、うまく栄養を使えません。きちんと食べる、きちんと寝る習慣で、年齢に負けない美肌を目指しましょう。
7:ストレスを溜めない
40代、50代は仕事で重要なポジションを任されたり、子どもが反抗期や受験でピリピリしていたり、親の介護が必要になったり、ストレスを溜めがちな年代です。
どうしても忙しい毎日ですが、周りを優先して、自分を後回しにしてしまうと、疲れやストレスが溜まってしまいます。
ストレスが多い状態をそのままにしてしまうと、免疫力の低下や皮脂の増加、血行不良、バリア機能の低下といったトラブルを招き、肌荒れやニキビ、シワ、くすみ、クマなどの原因になります。
多忙な中でも、自分のための時間、頑張っているご褒美を用意して、ストレス軽減を心がけてみてください。
まとめ
40代、50代以降の老化を防ぐなら、日々のケアが欠かせません。無理なくできる方法から取り入れて、何歳でも健やかな肌を目指しましょう。
スキンケアに良い生活習慣は、肌トラブルの改善だけでなく、健康面でも良い変化が期待できます。仕事や趣味、家族との時間を元気に楽しく過ごすためにも、年齢に応じた肌ケアをはじめてみてください。