【子どもの睡眠はこんなに大事!睡眠環境を整える5つのコツ】

STAFFブログ

日本は世界と比較して、平均睡眠時間がもっとも短い国1として知られています。

1 厚生労働省/睡眠と生活習慣病との深い関係

睡眠と生活習慣病との深い関係

大人が遅くまで夜更かししたり、朝起きられなかったりしていると、子どもの寝る時間も遅くなり、睡眠不足になってしまいます。

睡眠が足りないと、心身へさまざまな影響を与えます。

また子どもの場合は、大人よりも深刻な影響が考えられます。

子どもの睡眠はなぜ大切なのか、睡眠環境を整えるにはどうしたら良いのかをご紹介いたします。

 

子どもの睡眠の重要性

早寝早起きが大切、というのは常日頃から言われる言葉ですが、その理由をご存じでしょうか?

大人であっても、睡眠時間が足りていないと。

・仕事に集中できない

・頭がぼーっとしてしまう

・体調を崩しやすくなる

といったトラブルが起きがちです。

成長期である子どもの場合は、大人と同じような不調が表れるだけでなく、

・自尊感情

・学習意欲

・ストレス反応度

・抑うつ度

このような部分に影響が出るという、研究結果※2があります。

2 関西大学リボジトリ/子どもの睡眠習慣と心身の状態の関連に関する研究

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こちらの研究は小学3年生~6年生を対象にしたものですが、幼い頃から睡眠不足が続いていたら、より大きな影響が出ると想像されます。

自分を大切にできない。

自分を好きになれない。

勉強する意欲が湧かない。

すぐにイライラしたり、落ち込んだりしてしまう。

子どもにこのような不調を感じさせないためにも、十分な睡眠時間が必要です。

毎日元気よく、生き生きと過ごせるように、今すぐ睡眠環境を整えてあげましょう。

 

子どもの睡眠環境を整える5つのコツ

普段から遅寝遅起きになっている場合、睡眠環境を整えるのは簡単ではありません。

親子で一緒に、気持ち良く眠れる5つのコツをみてみましょう。

かならず一緒に布団に入る

子どもをぐっすり眠らせるなら、親も一緒に布団に入って寝かしつけましょう。

腕枕をしたり、とんとんしたり、お話をしたり、心地よく過ごせる時間を意識すると、入眠しやすくなります。

寝かしつけの定番は絵本ですが、子どもによっては、続きが気になったり、想像力が書き立てられてしまったりして眠れなくなる場合もあります。

絵本は電気をつけないと読めないこともあり、お話をするなら言葉だけの素話がおすすめです。

親子のぬくもりを感じながら、安心して眠りにつける時間を届けてあげましょう。

朝きちんと起きる習慣をつける

朝起きる時間が遅い子どもは、いくら親が頑張っても夜なかなか眠ってくれません。

「気持ちよく眠っているからかわいそう」

ついそんな思いで、起きるまで寝かせてしまいがちですが、早起きの習慣がついていないと幼稚園や小学校へ上がった後に、慣らすのが大変になります。

子どもの順応性は大人が思うよりも高いため、はじめはなかなか起きなくても、次第にすっと起きられるようになります。

起きたら好きなDVDが見られる。

美味しい朝ごはんが待っている。

など、子どもに嬉しい配慮をプラスして、早起き習慣を身につけましょう。

寝心地の良い寝具を選ぶ

朝までぐっすり眠るためには、睡眠環境が大切です。

子どもの成長に合ったフィットする枕寝心地の良いマットレス肌触りの良いシーツや毛布をえらぶなど、寝具を整えてあげましょう。

寝具は、いつでも清潔な状態を心がけてください。

シーツやカバーのこまめな洗濯、コインランドリーや布団の丸洗いなども活用して、衛生的な寝具でぐっすり眠りましょう。

・子どもの心地よい睡眠をサポート
https://item.rakuten.co.jp/baby-alice/kidspillow/

寝ることの重要性をきちんと伝える

子どもは小さなころから、親の話に耳を傾けています。

「しっかり眠ると元気にたくさん遊べるよ」

「ちゃんと眠る子は、頭の良い子になれるよ」

など、眠ると良い理由を話していれば、自分のためにきちんと寝る子になります。

睡眠不足が続くと、抑うつ感やストレスが大きくなり、親の言葉に耳を傾けなくなる、というトラブルが考えられます。

親子の対話を通じて、寝るメリットを正しく伝えてあげましょう。

昼間に身体を動かす

「子どもがなかなか眠ってくれない」

という場合、運動不足が原因かもしれません。

子どもはたくさんの体力があるため、日中にしっかり身体を動かしておかないと、スムーズに眠りにつながりません。

空いた時間に家の近くへ散歩に行ったり、雨の日は自宅でできる遊びを取り入れたりして、身体を動かす習慣をつけておきましょう。

運動量が多すぎる場合、昼寝の時間が長くなり、夜眠れない場合もあります。

お昼寝する場合は12時間程度で起こして、リズムを整えてあげると、夜もしっかり眠れます。

 

まとめ

子どもの睡眠不足は、心身の成長に大きな影響を与えます。

いつでも自分に自信をもって、元気に過ごせる子に育てるため、睡眠環境を整えてあげましょう。

5つのコツのうち、できることから11つ実践して、毎日ぐっすり眠れる、朝はしっかり起きられる習慣をつけてください。

 

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