【「なぜなぜ期」到来! なんで?が必要な理由と正しい対応を解説!】

STAFFブログ

イヤイヤ期が落ち着いて、お世話が楽になってきた……そんな頃に訪れるのが、目で見たもの、手で触れたもの、すべてが気になる「なぜなぜ期」です。

はじめのうちは子どもの成長に感動したものの、終わらない「なんで?」に疲れ果てるパパママが少なくありません。

ですが、なぜなぜ期は子どもにとって大切な時間

「なんで?」が必要な理由と、どのように対応するのが正解なのか、解説いたします。

なぜなぜ期はどうして必要?

早ければ2歳くらいから、遅い場合は6歳くらいに訪れるなぜなぜ期。

12歳のころは、

「あれなあに?」

「お空だよ」

そんな問答で終わっていたやりとりが、

「あれなあに?」

「お空だよ」

「なんであおいの?」

「たいようのひかりで青くなるんだよ」

「たいようってなに?」

「お空にあるまぶしく光っているのがたいようだよ」

「なんでひかってるの?」

このような連鎖を起こすようになり、終わりがみえません。

なぜなぜ期が訪れるのは、急激に脳が発達するからだと言われています。

あらゆる疑問から、考える力を養う時期でもあります。

答えがみつからなかったり、話が長引いて家事が後回しになったり、イライラしてしまいがちな場面ですが、子どもを健やかに育むチャンスととらえて、できるかぎり対応してあげましょう。

パパママがとるべきなぜなぜ期の対応

子どもの成長に必要な、なぜなぜ期。

大人はどう対応するべきなのでしょうか?

覚えておきたい対応法を覚えておきましょう。

対応1:できるかぎりその場で答える

なぜなぜ期の子どもは、目の前の疑問を解決したいと考えています。

その場で答えを出してあげると、すぐ納得でき、話が終わりやすいでしょう。

忙しい場合は、「あとでね」でも構いませんが、質問を忘れてしまうと不信感につながります。

子ども自身も、せっかく芽生えた疑問を忘れてしまうケースが多いため、できるかぎり早めに回答するのがおすすめです。

対応2:図鑑や本で一緒に調べてみる

「ありは何を食べるの?」

「この黄色い花は何?」

など、図鑑にのっている質問は一緒に調べましょう。

図鑑や本がない場合は、スマホでも構いません。

実際の写真や画像を見ながら説明すると、より記憶に残りやすくなります。

分からないことがあれば、図鑑や本をみれば載っている、という事実が伝わり、本好きな子どもになる可能性もあります。

子どもが好きなジャンルがあれば、その分野の図鑑を1冊用意しておきましょう。

対応3:難しい問題は子どもに考えさせる

子どもの質問によっては、すぐに回答が見つけられない、図鑑や本、スマホ検索では答えにたどりつけない、という場合があると思います。

「どうして幼稚園に行かなければいけないの?」

「死んでしまったおばあちゃんはどこに行くの?」

など、すぐに答えが出ない質問を受けた場合は、

「○○くん(○○ちゃん)はどう思うの?」

と尋ねてみましょう。

自分で考える時間が、子どもの成長につながります。

親の意見も伝えながら、一緒に答えを探してみてください。

対応4:疑問に感じたことを褒める

子どもになんで? と聞かれたら、

「不思議に思うなんてすごいね!」

「目の前のものごとに良く気づけたね!」

そんな風にまずは褒めてあげてください。

「ママも不思議に思っていたんだ! 一緒に調べてみよう」

といった言葉で、子ども目線に立つのもおすすめです。

子どもの疑問がささいなことでも、否定は厳禁です。

「そんなの当たり前」

「そんなことも分からないの?」

といった言葉をかけてしまうと、子どもの自尊心が失われてしまいます。

「なんで? ってたくさん思うのはすごいことなんだよ」

「なんで? って思うことがあったら、またママにおしえてね」

このような声かけができると、より子どもを伸ばせます。

大変な時期ですが、必ず終わりがやってきます。

無理のない範囲で寄り添ってあげましょう。

なぜなぜ期がこなくても大丈夫?

周りのパパママがなぜなぜ期に悩まされているのに、自分の子は「なんで?」のそぶりがない、という場合もあります。

「子どもの成長に影響があるのでは?」

と不安になってしまうかもしれませんが、気にしなくて大丈夫です。

親が子どもの「なんで?」を察知して、先回りして答えているケース。

「なんで?」と思ったことを自分の中で考え、答えを想像しているケース。

など、疑問の解消方法は「なんで?」「どうして?」と聞くだけではありません。

人よりも遅れてなぜなぜ期が来る場合もあります。

心配し過ぎることなく、その子に合った接し方で信頼関係を築いていきましょう。

まとめ

子どものなぜなぜ期は、成長にとって必要な時間。

時間のゆるす限りつきあって、「なんで?」を「そうなんだ!」に変えてあげましょう。

なぜなぜ期が来なくても、子どもはちゃんと育っています。

日ごろの会話を通じて、その子のペースで良い部分を伸ばしてあげてください。

親にとっては負担が大きいこの時期ですが、小学校高学年くらいになると一気に会話が少なくなります。

上手に息抜きしながら、今だけの時間を楽しむつもりで、質問の答えを探してみてください。

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