普段使用している枕、購入したまま使い続けていませんか？
枕の中には調整の必要がないタイプもありますが、多くの場合は自宅でのメンテナンスが必要です。
今回は、枕を調整するにはどうすれば良いのか、やり方と注意点を解説いたします。
枕を調整する3つのメリット
枕を調整すると、身体に嬉しいメリットが待っています。
具体的にどのような変化がみられるのか、まずはチェックしてみましょう。
メリット1：ぐっすり眠れるようになる
枕の形や高さが合っていると、入眠が良くなり、夜中に何度も起きることなく朝を迎えられます。ぐっすり眠れるため、心身の疲れが取れ、気持ちの良いスタートが切れます。
メリット2：旅行や外出先でも安眠できる
枕の調整方法を知っていると、旅行や外出先の枕を、好みに合わせて調整できます。
「枕が変わると眠れない」
という悩みを解消できるため、ストレスなく過ごせます。
メリット3：眠る形にあった枕にできる
眠るときの寝方は、人によって違います。
仰向け、横向き、うつ伏せなど、寝る形によって適した枕の高さ、形があるため、心地よく眠るために、調整が必要です。
枕を調整する3つの方法を解説
枕の調整には、いくつかの方法があります。
持っている枕、睡眠環境に適したやり方で、理想の寝心地を目指しましょう。
方法1：枕の中身を増減する
枕の多くに、素材を調整するための調整口がついています。
枕が高いと感じている場合は、中身の量を減らすと、快適な睡眠につながります。
枕が低いと感じている場合は、中身と同じ素材を購入し、追加してみましょう。
現在の素材が合わない、という場合は、好みの素材に入れ替えるという手段もあります。
この時、適当に抜いたり足したりしてしまうのは厳禁です。
計量カップなどを使い、減らした量。増やした量をチェックしながら、進めましょう。
増減の目安は仰向けの場合、背中から首までの角度が10～20度くらい、横向きの場合は、首の高さが布団と平行になるくらいです。
調整口がない場合も、縫い目をリッパーでほどいて素材の出口を作り、その後縫い合わせれば調整可能です。
方法2：タオルを使って調整する
手軽に実践でき、旅行や出張先でも使えるのが、タオルを使った調整方法です。
枕が低いと感じている場合は、枕の下にタオルを敷き、好みの高さに調節します。
逆に枕が高いと感じている場合は、首や背中側にタオルを敷いて、枕との段差をなくしましょう。
宿泊先によっては、追加のタオルをもらえたり、別の枕を貸し出してくれる場合もあります。
部屋に備え付けられているタオル、備品だけでは調整できない場合は、スタッフへ相談してみてください。
方法3：眠る位置を変える
「いつもの枕の寝心地が悪い……」
そう感じている場合、頭を乗せる位置が間違っているかもしれません。
枕が頭をしっかりキャッチしていると、良い睡眠につながります。
頭の一部しか枕に乗せていない、右や左に偏っている、という場合は、首と枕を近づけて、朝まで良い形をキープしましょう。
枕を調整する際の注意点
枕の高さは一度調整したら終わり、ではありません。
注意点をたしかめて、いつでも快適な状態を保ちましょう。
注意点1：枕の形は使うほど変わる
枕の素材は、使えば使うほどへたったり、変形したりします。
せっかく枕を調整しても、時間が経つにつれて寝心地が変わってしまうでしょう。
綿や羽毛、ウレタンなどの柔らかい素材はへたりやすいため、定期的に中身を見直しましょう。お手入れの回数を減らすなら、パイプやラテックスなどの素材を選ぶと、へたりにくく長持ちします。
注意点2：店頭でしか調整できない枕もある
オーダーメイドの枕などの多くに、アフターサービスがついています。
寝心地が変わったと感じたら、再度調整してくれる嬉しいサービスです。
くありません。
オーダーメイド枕を検討しているけれどお店が遠い、都度持って行くのは面倒、という場合は、自宅で調整できる枕、もしくはメンテナンスフリーの枕を選びましょう。
注意点3：枕の衛生面をチェック
枕の高さ、サイズが合っていても、清潔でない場合、気持ち良い眠りにつけません。
枕の中には洗えない商品もありますが、衛生的に使い続けるなら、中身ごと丸洗いできる枕がおすすめです。
洗えない枕の場合は、枕カバーをこまめに洗濯し、天気の良い日に枕を干してください。
枕の洗濯に対応している、クリーニング店に出すという方法もあります。
まとめ
いつも気持ちよく眠るなら、定期的な枕の調整が欠かせません。
自宅での睡眠はもちろん、タオルを使った調整方法を覚えておくと、旅行や出張先でも快眠でき便利です。
ぐっすり眠れると、その日のうちに疲れが取れて、次の日のパフォーマンスがアップします。
自分の寝方、好みの寝心地に合わせて、枕の素材や高さを見直してみましょう。
