遊びながら身につく!小学生のための家庭学習アイデア集【教科別】

STAFFブログ

「家でも勉強させたいけど、何をどう教えたらいいのかわからない…」「市販のドリルを買ったけど、続かない…」そんなふうに悩んでいませんか?

でも、ガミガミ言ったり無理にやらせたりすると、かえって逆効果になることもありますよね。

そこで今回は、家庭で無理なく学習するためのコツを、教科別に紹介します。

国語の家庭学習

国語力はすべての教科の土台になります。読む、書く、聞く、話す力を家庭でも少しずつ伸ばしていきましょう。

読書感想文を書く

感想文と聞くと、「むずかしそう…」と感じる子も多いかもしれません。そんなときは、まずは「読書ノート」から始めてみましょう。

本の中で印象に残ったシーンや好きなキャラクターについて、思ったことを自由に書くだけでOKです。

たとえば「〇〇が勇気を出したところがかっこよかった。ぼくも〇〇のときにがんばったな」など、自分の体験と重ねて書くと、気持ちを整理する練習にもなります。

漢字や四字熟語を調べる

言葉の背景を知ることで、自然と語彙も広がっていきます。漢字が苦手な子でも、「好きなキャラクターの名前を漢字で書いてみよう」と提案すれば楽しめるはず。

また、「一期一会」「喜怒哀楽」などの四字熟語を使って、オリジナルの物語を作ってみるのもおすすめです。

言葉遊び

「しりとりってただの遊びじゃないの?」と思われがちですが、実は語彙力や思考力、集中力までしっかり鍛えられます。

難易度を上げるなら、「山手線ゲーム(古今東西ゲーム)」や「回文(上から読んでも下から読んでも同じ)」もよいでしょう。

算数の家庭学習

算数は計算ドリル以外でも学べます。ここからは、思考力や判断力を自然と伸ばせるアイデアをご紹介します。

折り紙

折り紙は、見た目は遊びでも中身はしっかりした算数トレーニング。

折る角度や左右対称、面積の感覚など、楽しみながら空間認識力が身につきます。「次はどう折るの?」と頭の中で手順を考えることも、思考力アップにつながります。

YouTubeでは折り方の動画がたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてください。

おつかい(お買い物)

お金の計算を学ぶなら、「おつかい」はぴったりの実践学習です。

最初はお買い物ごっこから始めてみましょう。10円、50円、100円の硬貨を使って「これを買ったらいくら残る?」と声をかけます。

慣れてきたら、実際に近くのスーパーでお買い物に挑戦!「100円でお菓子を2つ買えるかな?」など考えるため、計算力や金銭感覚が育ちます。

グラフを作成する

グラフは小学校2年生で学びますが、学年が上がるごとに棒グラフ、折れ線グラフ、帯グラフ、円グラフと少しずつ内容もレベルアップしていきます。

大切なのは、グラフを「見てわかる」「自分で作れる」力を育てること。

たとえば「1週間の天気を棒グラフにしてみよう」や「おやつ人気ランキングを円グラフでまとめてみよう」と声掛けしてみてださい。

理科・社会の家庭学習

理科や社会って、どうしても「暗記科目」というイメージが強くて、苦手意識を持つ子も多いですよね。

でも、本来は「なぜ?」「どうして?」と興味をもつところから始まる教科です。ちょっとした気づきをきっかけに学べば、面白さに気づけるかもしれません。

化学反応を見つける

化学反応って、実はとても身近にあるんです。たとえば、重曹とお酢を混ぜると泡がブクブク出てきます

「どうして泡が出るの?」と子どもと一緒に観察してみましょう。

詳しい仕組みがわからなくても大丈夫。「なんかすごい!」「おもしろい!」と感じることが、理科に興味をもつ第一歩になります。

地域の歴史を調べる

自分が住んでいる地域について、「このお祭りっていつから続いているの?」「この地名にはどんな意味があるの?」といった疑問を調べるのはいかがでしょうか。

図書館や市のホームページを使って情報を集めたり、おじいちゃんおばあちゃんに昔の話を聞いたりするうちに、自然と社会科への関心も育っていきます。

英語の家庭学習

英語の勉強と聞くと、「文法や単語を覚えさせなきゃ」と身構えてしまう保護者も少なくありません。

でも、小学生のうちはそれほど難しく考えなくて大丈夫。「英語にちょっと触れてみる」くらいの感覚でOKです。

英語を使ったゲーム

「ジェスチャーゲーム」で動物やスポーツを英語で表現したり、「○○って英語でなんて言うの?」とクイズを出したりすると、子どもは夢中になって言葉を覚えていきます。

テーマは動物、乗り物、食べ物など、お子さんが興味を持てるものから選んでみてください。

洋楽を和訳する

4年生くらいになると、英語の「意味」にも興味が出てきます。そんなときにぴったりなのが、洋楽の歌詞を和訳(翻訳)してみることです。

YouTubeなどでお気に入りの曲を選んで、「このフレーズってどういう意味かな?」と親子で調べてみましょう。

もし難しく感じるようなら、英語の絵本や子ども向けの英語ソングから始めてもOKですよ。

まとめ

小学生の家庭学習で大切なのは、「知りたい!やってみたい!」という気持ちを引き出すこと。

子どもの好奇心にうまく火をつけられれば、学ぶことへのハードルはぐっと下がり、自然と「勉強っておもしろい」と思えるようになります。

お子さんが楽しめそうなものから、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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