毎日のお風呂、しっかり浸かっていますか?
子どもの身体を洗うのに忙しくて、自分はほとんど入浴できていない、そんなママもいるかもしれません。
ですが、入浴は睡眠の質と大きく関係しています。
子育ての疲れを翌日に残さないためにも、お風呂タイムが欠かせません。
今回は、子育てママにぜひおすすめしたい、炭酸入浴の魅力を解説いたします!
炭酸入浴とは
炭酸入浴とは、その名の通り、炭酸が溶け込んだお湯に浸かる習慣です。
温泉やスーパー銭湯などで、炭酸泉をみかけることがありますが、市販されている発泡タイプの入浴剤でも炭酸入浴を実践できます。
炭酸入浴剤は、手作りもできます。
かんたんに作れますので、子どもとチャレンジしてみると、よりお風呂時間を楽しめます。
炭酸入浴剤の作り方は、記事の最後に紹介いたします。
炭酸が溶け込んだお湯に浸かると、皮膚から炭酸ガスが吸収されます。
炭酸ガスが入ると、身体の酸素が減るため、身体は酸素を取り入れようとします。
その結果、血管が広がり、血行が良くなります。
血行が良くなると、老廃物の排出やこりの改善、疲労回復などにつながると言われています。
それだけでなく、
・入眠時の体温が下がりやすくなり寝付きやすくなる
・深い眠りである、ノンレム睡眠の時間が長くなる
といった睡眠の質アップも期待できると、専門家による書籍などで解説されています。
最近ぐっすり眠れていない、と感じているなら、炭酸タイプの入浴剤で睡眠の質をアップしてみましょう。
快眠につながる炭酸浴のはじめ方
睡眠の質を向上させるなら、寝る1~2時間前くらいに入浴しましょう。
早めに子どもをお風呂に入れて、寝かしつけてからお風呂でリフレッシュすると、心も身体も疲れから解放されます。
お湯の温度は40℃くらいがおすすめです。
炭酸入浴の作用は10~15分で十分、長く浸かりすぎなくても大丈夫です。
人の身体は、体温が下がると眠くなるため、入浴後1~2時間程度で、心地よい睡魔が訪れるでしょう。
炭酸のないお湯でも、睡眠の質改善につながりますが、炭酸入浴の方がより体温が大きく上昇する、という筑波大学の研究結果があります。眠れない悩みを抱えているなら、炭酸入浴剤を取り入れてみてください。
忙しいからとシャワーで済ませるママも多いと思いますが、週に数回で良いので、入浴する時間をもつと、心身の疲れを取り除けます。
夜はどうしても時間が取れない、という場合は、日中の気分転換に炭酸入浴を取り入れる方法もあります。
疲れ解消や血行促進のために、入浴する機会を増やしてみてください。
炭酸入浴剤はどう選ぶ?
スーパーやドラッグストアなどに出かけてみると、たくさんの炭酸入浴剤が販売されています。どれを選べば良いのか、迷いがちですが、炭酸の力で睡眠の質をアップしたい場合は、炭酸濃度にこだわってみましょう。
市販の商品を選ぶ場合は、製品に書かれた炭酸濃度が60ppm以上を目安に選んでみてください。
炭酸入浴向けの、高濃度入浴剤も販売されています。
疲れが溜まっていると感じたら、温泉施設の炭酸泉に浸かるのも良い方法です。
炭酸泉は、炭酸ガスが250ppm溶けているもの、という定義があるため、より高濃度な炭酸入浴を楽しめます。
子どもと一緒に楽しむなら、中からおもちゃが出てくるタイプの炭酸入浴剤を選ぶと、楽しい時間を過ごせます。子どもがすぐにお風呂から出たがる、という場合は試してみてください。
炭酸入浴剤の作り方
炭酸入浴剤は、家庭で手作りできます。
子ども向けのおもちゃ入りバスボムは、高価格帯の商品が多いのですが、小さなおもちゃを用意して手作りすれば、節約にもなるためおすすめです。
・用意するもの
クエン酸
重曹
食紅(色をつける場合)
霧吹き
・作り方
① 重曹とクエン酸を混ぜる
重曹とクエン酸を、重曹1:クエン酸1.5くらいの割合で混ぜます。
ジップロックを使って混ぜると、かんたん安全です。
色をつける場合は、混ぜ合わせた後で食紅を適量加えましょう。
② 霧吹きで水分を含ませる
霧吹きで水分を含ませます。
一気にかけてしまうと、泡が出てしまうため、少しずつ湿らせるイメージです。
全体がしっとりしたら、好きな形に丸めてください。
お菓子の型などを使うと、可愛く仕上がります。
③ 乾燥させる
成形したら、30分程度放置して乾燥させます。
丸めたばかりの状態は、非常に崩れやすいため、慎重に作業してください。
乾燥できたら、オリジナル炭酸入浴剤の完成です。
材料は100円ショップで揃えられます。
材料が揃ったバスボムセットが販売されている店舗もありますので、チェックしてみてください。
自由研究にもおすすめの炭酸入浴剤作り、親子で楽しく試してみてください。
まとめ
仕事や家事、育児で疲れた身体は、しっかり睡眠を取って回復する必要があります。
翌朝、元気に動き出すために、炭酸入浴習慣をはじめてみてください。
自分の好きな香り、色の入浴剤を選べば、よりリラックスできるお風呂時間になります。
炭酸風呂へ15分浸かる習慣で、心地よく眠れる環境を整えましょう。
疲れた身体を優しく包み込む【呼吸する、わたしの枕】