「スマホやパソコンを触る機会が多い」
「いつも猫背で歩いている」
「日ごろから運動不足を感じている」
そんな理由でストレートネックになってしまった、ストレートネック予備軍の自覚がある、という方が少なくありません。
ストレートネックになっていたり、ストレートネック気味だったり、という場合、選ぶべき枕が変わります。
頸椎へダメージを与えないために、適した枕を選んで、ストレートネックの悪化を防ぎましょう。
ストレートネックの人はどう寝るのがベスト?
ストレートネックの診断、疑いがある場合、仰向けで寝るのが良いと言われています。
横向き、うつ伏せの何が悪いのか、理由をみてみましょう。
横向き寝が良くない理由
横向きに寝ると、首の片側にだけ力がかかってしまいます。睡眠姿勢は、左右均等に力が加わるのが理想なのですが、横向きでばかり寝ていると、片側の負担が大きくなり、ストレートネックが悪化する恐れがあります。
いつも片側を向いている、という場合は、特にバランスが崩れやすく注意が必要です。横向き寝は身体の形がうつ向きになりやすいため、ストレートネックを引き起こしやすい、という点もデメリットです。
うつ伏せ寝が良くない理由
うつ伏せ寝は、顔を横に向ける場合も、枕に突っ伏す場合も、首への負担が大きくなります。
うつ向き姿勢にはなりにくいものの、首が逆に沿ったり、通常曲げない方向に曲がったりするため、痛んだり首への負担が増したりするケースがみられます。
うつ伏せ寝が習慣化してしまうと、首だけでなく、背中や腰など背骨全体にダメージを与えます。腰痛などのトラブルが起きる可能性もあるため、仰向け寝へのシフトを目指しましょう。
枕でストレートネックは改善できる?
ストレートネックは、主に姿勢の悪さが原因で悪化します。
ずっと下を向いてスマホ作業をしている、デスクワークでパソコンを1日中触っている、といった日中の行動だけでなく、1日の1/3~1/4を占める睡眠時の姿勢も重要です。
寝る姿勢が悪く、首に負担を与えている場合、知らず知らずにストレートネックが進行してしまいます。
「姿勢は悪くないのに、首こりや肩こり、首周りの痛み、頭痛などに悩まされている」
という場合、睡眠時の寝姿勢が、ストレートネックを引き起こしている恐れがあります。
ストレートネックを未然に防ぐためにも、今以上進行させないためにも、首への負担が少ない寝方、首をサポートしてくれる枕を選びましょう。
ストレートネックの人が選ぶべき枕を紹介!
「ストレートネックを予防したい」
「ストレートネックの悪化を防ぎたい」
それなら、毎日の睡眠を支えてくれる枕を見直してみましょう。
ストレートネックになりにくい、枕の特徴を紹介いたします。
枕の高さが適切
枕を使って仰向けに寝ていても、枕が高すぎたり低すぎたりする場合、正しい首の位置が保てません。
ストレートネックでなくても、寝起きに首が凝っていたり、痛みを感じたりするケースが多い場合は、枕が合っていない可能性があります。
枕を使っていなかったり、低すぎたりする場合の仰向け寝は、首が固定されず、首の骨がまっすぐになりがちです。ストレートネックを引き起こすスタイルのため、首の高さに合った枕を選びましょう。
首をしっかり支えてくれる設計
横幅が短い枕、平坦な枕は、仰向け寝の体勢が崩れやすくなります。
枕から転がり落ちてしまった場合、首の角度が大きく歪んでしまうため、首元や頭の部分が凹んでいる、頭を包み込むような形状をしている、といったタイプの枕を選びましょう。
枕のクッション性にも注目
枕が硬すぎたり、柔らかすぎたりする場合も、ストレートネックに悪影響を与えます。首の骨を理想の形でキープできるように、程よいフィット感の枕を選ぶのがおすすめです。
現在使用している枕が、頭全体が沈み込んでしまうようなふわふわな素材、そば殻のような硬すぎる素材、という場合は、中身を見直してみましょう。
寝返り対策できる枕がおすすめ
ストレートネック対策のために、仰向けで寝ようと思っても、睡眠中に寝返りをうって横向きになっているケースが多くみられます。仰向けの時と横向きの時では適した枕の高さが変わるため、動きに対応してくれる枕を選ぶと安心です。
低反発など、使う人の動きに合わせて凹む枕。
枕の中身に余裕があり、寝姿勢に応じて枕の中身が流動する枕。
仰向けにも横向きにも対応できる枕などが販売されていますので、選んでみてください。
まとめ
枕の選び方を間違えてしまうと、寝ているだけでストレートネックが進行してしまいます。
睡眠中は、自分で姿勢を正せないため、トラブルが起きにくい枕を選ぶと安心です。
現在は、さまざまなショップで、使う人に合わせた枕が販売されています。
高さや素材、形、サイズにこだわったお気に入りの枕で、首への負担を減らしながら、快眠できる環境を整えましょう。