UV protection for babies
赤ちゃんと一緒に出かける楽しい外出。
自然や遊び場などに触れさせてあげたい一方で、年々強くなる紫外線が気になります。
肌が敏感な赤ちゃんは、大人以上にきめ細やかな紫外線対策が必要です。
赤ちゃんのためにしてあげたい、お肌を守る7つのポイントをみてみましょう。
赤ちゃんのお肌を守る5つのポイント
1ヶ月検診が終わると、赤ちゃんと一緒に外出する機会が増えます。
赤ちゃんの薄い皮膚を守りながら、楽しい時間をたくさん過ごしましょう。
ポイント1:帽子に慣れさせる
赤ちゃんの肌を守るなら、帽子をかぶる習慣が欠かせません。
「お外へ行くときは帽子をかぶろうね」
そんな声かけをしながら、外出=帽子を当たり前にしていきましょう。
赤ちゃんの帽子は、つばが広いもの、後ろにたれがついているものがおすすめです。
動いてもフィットしやすい形、肌触りの良い生地、ゴムがついていてずれにくい帽子を選びましょう。
ポイント2:ベビーカーに日よけをつける
赤ちゃんはベビーカーでの移動時間が長くなります。
そのため、ベビーカーの紫外線対策ができていないと、思わぬ肌トラブルを起こす場合があります。
ベビーカーに日よけがついていない場合は、後付けのサンシェードを購入しておきましょう。日よけがある場合も、横からの日差しや、外に出ている足などが日焼けする場合があります。
タオルやブランケットで覆ったり、全体につけられるカバーを購入したりして、赤ちゃんのお肌を守りましょう。
ポイント3:日中の外出は控える
赤ちゃんを紫外線から守るなら、日が高い10:00~14:00くらいの時間を避けて外出しましょう。特に真夏は暑くなる前の午前、お昼寝が終わってからの夕方を外遊び時間にすると、紫外線を浴びにくくなります。
日差しが特に強い5~7月は、紫外線のピークを過ぎた時間帯でも、日陰を選ぶと安心です。
暑いからお庭やベランダにプールを出す、という場合が、日陰に置くもしくは日よけつきのプール、パラソルやサンシェードで、直射日光を防いでください。
ポイント4:肌の露出を避ける
赤ちゃんを紫外線から守るなら、露出のすくない服装を選びましょう。
夏場であっても通気性が良い素材の長袖、足の隠れるパンツを選ぶと、紫外線を避けられます。
紫外線をカットできる素材の肌着や衣類、帽子などがありますが、それだけに頼ってしまうのは危険です。その他の対策と合わせて、赤ちゃんの肌を健やかに保ちましょう。
ポイント5:日焼け止めを塗る
帽子を嫌がったり、日よけから出たがったりする赤ちゃんが少なくありません。
対策をしていてもうっかり焼けするケースがあるため、赤ちゃん用の日焼け止めを用意しておきましょう。
日焼け止めが使えるようになるのは生後3~6ヶ月くらいが目安です。
いつから使って良いのか迷ったら、皮膚科医に相談してみましょう。
赤ちゃん用と書かれていても、肌に合う合わないがあります。
はじめは腕の内側などに少量塗って、肌荒れしないかどうかたしかめてから使用してください。
赤ちゃんの日焼け止めにおすすめなのは、余計な成分が入っていない商品です。
・無香料
・無着色
・界面活性剤不使用
・鉱物油不使用
・ノンパラベン
・ノンアルコール
・紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)
・オーガニック成分が多い
このような点にこだわって選んでみてください。
赤ちゃんのお肌に負担をかけないために、SPFやPAは控えめな日焼け止めがおすすめです。SPF10~20、PA+~++くらいが目安です。
日焼け止めと虫除けを一緒に使う場合は、虫除けの前に日焼け止めを塗ってください。
日焼け止めをつけて外出した後は、できるだけ早くシャワーやお風呂で洗い流してあげましょう。赤ちゃん用の日焼け止めは、石けんやお湯で洗い流せるものがほとんどのため、クレンジングなどは必要ありません。
もしも日焼けしてしまったら?
どれだけ注意していても、赤ちゃんが日焼けしてしまう可能性がゼロではありません。
紫外線に長く当たってしまうと皮膚の赤み、水ぶくれ、皮がめくれるといった肌トラブルだけでなく、熱や嘔吐、元気がなくなるといった様子がみられるケースもあるでしょう。
外出後に肌が赤くなっている場合は、その部分を濡れタオルで冷やします。
赤ちゃんは皮膚が弱いため、保冷剤を直接あてたり、日焼け止めを落とそうとゴシゴシこすったりするのは厳禁です。
肌の状態が落ち着いてきたら、赤ちゃん用のローションで保湿してあげてください。
日焼け後はお風呂を避け、汚れはぬるめのシャワーで洗い流しましょう。
汗をたくさんかいているケースが多いため、水分もしっかり摂るようにしてください。
・冷やしたけれど赤みがおさまらない
・日焼け部分に水ぶくれができている
・発熱している
という場合は、速やかに皮膚科を受診しましょう。
まとめ
赤ちゃんの皮膚は、大人が思っている以上に薄く弱い状態です。
親が最大限に配慮して、紫外線を浴びないように注意してあげましょう。
紫外線に気をつけていれば、生まれてはじめてのお外遊びを思い切り楽しめます。
夏場は20分くらいで切り上げる、こまめに水分補給する、という点にも注意しながら、赤ちゃんとの思い出をたくさん作ってください。