【寝るときに音楽はかけても良い? おすすめのジャンルと流し方を解説】

STAFFブログ

眠りのためのクラシックなど、寝るタイミングで流す音楽が多数リリースされています。

その一方で、

「寝るときに音楽をかけても大丈夫?」

「睡眠時は無音にした方が良いんじゃないの?」

そんな疑問を抱いている方もいるようです。

良質な睡眠に音楽は必要なのか。

寝る時に音楽をかける場合、どのような曲を選ぶべきなのか、睡眠と音楽の関係をくわしく解説いたします。

睡眠時に音楽はかけても良い?

心地よく眠りにつくためには、心身ともにリラックスした状態が良いと言われています。そのため、心が落ち着く音楽、癒されるタイプの音楽を選べば、入眠に良い影響を与えてくれるでしょう。

脳がリラックスしている時、α波(アルファー波)という波形が表われます。リラックスできる音楽を聞いている間は、α波がみられやすくなることからも、安眠につながるとされています。

またα波は、目を閉じた状態の方が表われやすいという特長があります。睡眠時に目を閉じて、α波が出やすい音楽に耳を傾けると、心も身体も安らぎ、寝つき改善が期待できるでしょう。

睡眠時に取り入れたい音楽ジャンル5

寝る時にかけるなら、脳をリラックスさせる音楽、α波が出やすい音楽がおすすめです。

安眠するために、睡眠時に最適な曲やジャンルを覚えておきましょう。

1:自然音が含まれた音楽

水が流れる音や鳥のさえずり、雨や風の音など、自然音はα波が出やすくなる音色です。自然音のみが収録された音楽、ヒーリングミュージックに自然音を合わせた音楽など、さまざまな音源がリリースされていますので、好きな音を探してみてください。

2:クラシック音楽

ゆったりとしたテンポのクラシック音楽は、入眠に向いています。睡眠目的でかけるなら、ピアノのみ、弦楽器のみなど、パーカッションが少ない曲がおすすめです。

クラシックの中でもモーツァルトは安眠ミュージックの代表として知られています。その他にもバッハやショパン、ベートーヴェン、チャイコフスキーなど、代表的なクラシック音楽家の曲は、α波が表われやすい傾向にあります。

3:オルゴールやピアノのみの曲

人気のJ-POP曲でも、オルゴール音やピアノ音のみで奏でられる、歌詞のないタイプの曲はリラックスにつながります。医療機関の多くでオルゴール音源が流されているのも、待つ人の緊張を和らげ、気持ちを落ち着かせるためです。

クラシックは苦手、という場合は、好きなジャンルの中から、歌詞がない音源を探してみましょう。カフェでかかっているような、ジャズピアノ曲も向いています。ゆったりした歌詞のない曲であれば、映画音楽や洋楽などを選んでもOKです。

4:高周波の音楽

高周波を含む音楽は、快眠につながると言われています。リラックスできる曲が多いため、ヨガやピラティスのバックミュージックとしても広く使用されています。

先程紹介したクラシックやオルゴール音も、高周波を多く含む音楽です。その他にも、睡眠用に作られた高周波用の音源がたくさんありますので、好みの曲をみつけてみましょう。

5:ホワイトノイズ

音楽ではありませんが、ホワイトノイズと呼ばれる雑音も、睡眠に良い影響を与えます。睡眠時に無音ではなく、あえてホワイトノイズを流すことでその他の不快な音が耳に入りにくくなり、入眠しやすくなります。

音楽があると気が散ってしまう場合は、自然音やホワイトノイズを選択してみてください。

寝る時の音量は40デシベル以下が目安

睡眠時にかける音楽は、大きすぎると逆に寝付けず、入眠の妨げになってしまいます。寝る時にかける音量の目安は40デシベル以下と言われています。音量が適正かどうか気になる場合は、騒音を測定できるスマホアプリでチェックしてみてください。

また朝まで音楽をかけ続けるのではなく、一定時間が経過した後は切るのがおすすめです。スマホを使用する場合は、再生停止タイマーを使用して、眠りにつく3040分程度で音楽が止まるように設定しておきましょう。

だんだんと音楽を小さくしながら切ってくれる、スリープタイマーアプリ、再生停止機能がついた音楽再生アプリなどもありますので、自分に合ったツールを探してみてください。

睡眠時に音楽を流す場合の注意点

睡眠に良い音楽がある一方で、聴き方、選び方によっては、寝付けなかったり、身体に不調を抱えてしまったりする場合があります。事前に注意点もチェックしておきましょう。

注意点1:激しい音楽は避ける

好きなジャンルであっても、ロックやパンクなどの激しい曲、歌詞のある曲は、脳を活性化させてしまいます。アップテンポの曲は避けて、心が落ち着く音楽を選びましょう。

注意点2:イヤホンやヘッドホンは使用しない

睡眠時にイヤホンやヘッドホンをしてしまうと、難聴などの影響がでる恐れがあります。枕元など、耳から離れた位置にスマホやプレイヤーを置いて、適正な音量で使用してください。

まとめ

リラックスできる音楽、a波につながる音楽を選ぶと、安眠につながります。

無音だと不安を感じてしまう、落ち着かない、と言う場合は、好きなジャンルの音楽を流してみましょう。

目を閉じて、全身の力を抜いて、音楽に耳を傾けているうちに、心地よい睡魔が訪れるはずです。深呼吸を繰り返しながら、眠りにつくまでゆったりと過ごしてください。

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