子どもが息をしている様子を観察していて、いつも口が開いている、と感じたことはありませんか?
コロナの影響でマスク生活になったことから、マスクでは鼻呼吸がしづらく口呼吸になってしまった……という例もみられます。
乾燥しがちな季節、日中や就寝中に口呼吸を続けてしまうと、身体への悪い影響が懸念されます。
どのようなトラブルが考えられるのか。
対処法はあるのか、チェックしておきましょう。
口呼吸が子どもの身体に与える影響
口呼吸が子どもに与える影響は主に3つ。
どのような弊害が考えられるのか、解説いたします。
1.虫歯リスクが高まる
就寝中や日中、口呼吸で過ごしていると、口の中が乾燥しやすくなります。
私たちの口内は普段、唾液による自浄作用や抗菌作用によって守られているのですが、これらのはたらきができなくなり、虫歯や歯周病の原因になると言われています。
乾燥によって口臭が強くなるケースもあるため、注意が必要です。
2.風邪をひきやすくなる
鼻呼吸をしている場合、鼻の粘膜や毛がウイルスや菌の侵入から守ってくれます。
鼻の中はつねに湿っているため、ウイルスや菌が増えにくい点もメリットです。
一方で口呼吸は、ウイルスや菌が含まれた空気をじかに吸い込んでしまいます。
その結果、風邪やインフルエンザ、コロナウイルスなどを発症しやすくなる危険があるでしょう。
花粉やハウスダストが鼻から入るため、アレルギーを発症しやすくなる、という恐れもあります。
3.歯並びが悪くなる
子どもがいつも口を開いている場合、口周りの筋肉が発達しづらくなります。
その結果、噛み合わせや歯並びが悪くなるケースが多いと、多くの歯科医が警鐘を鳴らしています。
歯並びが悪くなると、口の構造的に鼻呼吸がしづらくなると言われ、口呼吸が習慣になってしまうでしょう。
口呼吸を改善するにはどうしたらいい?
子どもへの悪影響が考えられる口呼吸。
早いうちに鼻呼吸に変えてあげたい、そう考えるパパママが多いと思います。
今から口呼吸を改善するには、どうしたら良いのでしょうか?
日中は気を付けられても、就寝中はつい口が開いてしまうケースが少なくありません。
子どもと一緒に取り入れるべき、5つのアプローチ法をみてみましょう。
アプローチ法1:子どもと会話する
ある程度会話ができる年齢の子どもなら、口呼吸していると虫歯になりやすい、風邪をひきやすい、といった事実を伝えてあげましょう。
口呼吸は危険なんだ、と認識することで、自然に治るケースがあります。
アプローチ法2:耳鼻科で相談する
鼻呼吸ができない理由が鼻づまりだったり、アレルギーだったりする場合があります。
子どもの口呼吸が気になる場合は、一度耳鼻科で相談してみると、原因解明につながりやすいでしょう。
アプローチ法3:歯の矯正を検討する
歯並びが原因で口呼吸になっている場合、歯の矯正で鼻呼吸がしやすくなるケースがあります。歯の矯正は保険が適用されないため、費用についてなど、歯科医と相談の上検討しましょう。
アプローチ法4:口周りの筋肉をきたえる
口周辺の筋肉が弱っていると、口呼吸になりやすくなります。
柔らかいものを好む子どもが多いこと、ゲームばかりで話さない子が増えていることもあり、子どもの口周りの筋肉が減っているといわれています。
子どもと楽しく取り組むなら、「あいうべ体操」を取り入れてみましょう。
その名の通り、「あ~」「い~」「う~」「べ~」の形を1秒ずつキープする方法で、1回10セットが基本です。
参考サイト:山手グリーン歯科/口元の筋肉を鍛える「あいうべ体操」とは?
https://www.yamate-green.com/aiube-gymnastics.html
脳の活性化や小顔効果、しわの改善など、大人にとってもメリットがある「あいうべ体操」
お風呂の中や寝る前などのタイミングで、一緒に習慣化してみてください。
アプローチ法5:枕を変える
日中は鼻呼吸を心がけられても、寝ている時はつい口がぽかんと開いてしまう子どもが少なくありません。そこでおすすめしたいのが、鼻呼吸がしやすい、子どもの頭にフィットする枕です。
枕は高すぎても低すぎても、良い睡眠にはなりません。
一方で、日に日に成長する子どもに合わせた枕を、買い続けるのは大きな負担になります。
呼吸がしやすく、どんな向きで寝てもフィットする枕を探しているなら、エスメラルダの子ども用枕を選んでみてください。
「呼吸する子ども枕」
https://item.rakuten.co.jp/baby-alice/kidspillow/
「呼吸する小学生の枕」
https://item.rakuten.co.jp/baby-alice/esm-makura08sg/
睡眠コンサルタント監修で製造されたエスメラルダの枕は、子どもの頭が動くたびに枕が形を変え、フィットしてくれるのが特長です。
歯ぎしりや食いしばりを軽減できる、まくら本体を洗えるから衛生的、といった点からも、多くのパパママから選ばれている子ども専用枕。
心地よい睡眠のために、鼻呼吸習慣のために、ぜひ選んでみてください。
まとめ
子どもの口呼吸に気付いたら、早めの対策が欠かせません。
鼻呼吸が身につくと、子どもが風邪をひきにくくなる、虫歯やアレルギーを予防できる、といった嬉しい未来につながります。
口呼吸が当たり前になってしまう前に、できるアプローチ法からはじめてみましょう。